【全力】とことんやる
昨年度のこと。
運動会で「組体操」を指導した。
自分が中心になって指導したのは初めてであった。
夏休みの間、とことん「組体操」について調べた。
このシーズンになれば、本屋に行くと必ず関連書籍が目立つところに置いてある。
パラパラと中を見て、「使えそう!」と思ったものが1ページでもあれば購入した。
また、これまでに購入していた雑誌などからも「組体操」に関するページは全てコピーをし、ノートに貼り付けた。
「組体操」専用のノートを作った。
そのノートを常に持ち歩き、暇さえあれば読んで、構想を練った。
とにかく思いついたことは全て書き記した。
どんな技をどう構成しようか。
曲はどうしようか。
大体の構想ができたら、指導の手順を細かく書き出した。
1つの技について、幾つもの指導方法を考え、よりよいものに選定していった。
何よりも安全第一。
万が一を常に想定して、指導方法を考えなければならない。
大切なのは、その技の「終わり方」を先に示すこと。
どのように着地するのか。
まずは着地の練習からさせた技もある。
万が一、億が一を考えて、バランスを崩した時にどうするかも練習をした。
(ちなみに、極端に高さのある技や、土台の子に負担がかかりすぎる技は排除した)
この時期、毎朝近場のカフェに行き、2時間ほど「今日の指導」を頭に叩き込んでから、学校へ向かった。
そんな日々の連続だった。
自分の力の150%を懸けた。
さて、今年はいったい何に力を入れるのか。
まだ、昨年度ほど「とことん」やった実践はない。
もちろん、日々の指導は全力であるが…それは100%。
今年の150%、どこで発揮するのか。
年に1回くらい、こういう機会をもたないと、教師としてぐーんと成長できない。
爆発するくらい、どこかで超本気を出さないと。