最笑はGOOD!〜全力で前に突き進む〜

小学校教師であり、二児の父でもあります。日々のちょっとしたことを気ままに書いていきます。「最」高の「笑」顔を目指して!最笑はGOOD!(さいしょはグー)

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【自分史】本で自分を振り返る

昨日、参観した授業が忘れられない。

 

興奮が残っている。

 

今朝、ノートを見返した。

 

映像が蘇ってくる。

 

「なぜ、そこまでできるのか」

 

圧倒的な力の差を感じた。

 

教師という仕事をもっと追求したいと思う。

 

今日は、自分の過去を振り返ってみたくなった。

 

と言っても、思いつくままに書いていくだけなので、じっくりと振り返るわけではない。

 

 

臨時採用

教員採用試験に落ちたが、産休育休代替として働くことができた。

 

3年生担任。

 

とにかくがむしゃらだった。

 

“若さ”というエネルギーだけで毎日を過ごしていたと思う。

 

指導技術も何もなかったけど、熱い思いはもっていた。

 

今でも覚えているのが、漢字指導。

 

「漢字をとにかく丁寧に」という思いがあり、

 

毎日の漢字練習ノートに赤ペンで全員にコメントを書いていた。

 

しかし、それでは即日ノートを返せないので、漢字ノートは2冊用意してもらっていた。

 

放課後に残って、一人一人にメッセージを。

 

今の自分から見れば、効率が悪い…というか、「丁寧に書く」という点だけ見ても、もっと他にも指導方法があるけれども…

 

当時は一人一人のノートに本気で向き合っていた。

 

決して無駄だったとは思っていない。

 

結果、子どもの字はだんだんと丁寧になっていった。

 

マスの中に文字を書くことができずに、毎回マスからはみ出してしまう子も、

 

きっちりとマスに収めて書くことができるようになった。

 

全力だった。

 

休み時間は毎日、外で遊んだ。

 

ごっこで女の子をタッチした際に、転ばせて泣かせてしまったことも、今となってはいい思い出(?)だ。

 

初任者時代

初任校に赴任。

 

3年生担任。

 

初任だが、経験としては2年目になる。

 

2回目の3年生担任。

 

1月に、同期の初任者を代表して研究授業を行った。

 

国語の授業。

 

冬休みの間に、教材研究をしまくった。

 

指導方法についても、考えた。

 

そんな時、ある1冊の本に出会った。

 

 

指名なし討論…?

 

なんだそれは…!?

 

とにかく読みまくった。

 

何度も読んで、指導のエキスを搾り取った。

 

3学期になり、実践してみた。

 

この本1冊からわかること、イメージできることを実践してみた。

 

研究授業当日。

 

結果としては、指名なし“討論”とまではいかない。

 

けど、クラス全員が、指名なし“発言”をすることができた。

 

自分の中で、1つの指導方法を知ることができた。

 

2年目

先の本との出会いにより、「向山洋一」という人物をもっと知りたくなった。

 

TOSSという団体がある。

 

そこのサイトから、授業案やネタをたくさん仕入れて実践した。

 

TOSSランド | 明日の授業を5分で準備する指導案共有サイト

 

また、少しずつ本を読むようになった。

 

そのほとんどが向山洋一氏の著書だった。

 

この年も、まさかの3年生担任。

 

通算3回目…というか、3回連続。

 

この年、一番のヒット本は、今思えば、これだと思う。

 

向山型漢字指導の技術 (向山型国語微細技術)

向山型漢字指導の技術 (向山型国語微細技術)

 

 

今でも、この指導方法が自分の中での土台になっている。

 

漢字指導が楽しくなった。

 

子どもたちも、楽しそうに漢字を練習するようになった。

 

また、この年は、国語の物語文で校内研究授業を行った。

 

とにかく「発問」にこだわった。

 

討論というものをしてみたかった。

 

“発問”に関する本もたくさん読んだ。

 

3年目

持ち上がりの4年生担任。

 

この年が自分にとっての転機の年。

 

私にとって、初めて衝撃を受ける先生と出会えた。

 

K先生。

 

同じ学年を組むことができた。

 

この1年は、自分自身、多くのことを学んだ。

 

その先生は、私がやりたかった“指名なし討論”を具現化していた。

 

初めて、生の“指名なし討論”を見た。

 

そこから自分の指導も一気に加速した。

 

また、それ以外にも、暗唱・自学・百人一首などの指導方法を学んだ。

 

その先生から1冊の本をいただいた。

 

これが私の“自学”の土台となった。

 

自学のシステムづくり (自学能力を鍛える)

自学のシステムづくり (自学能力を鍛える)

 

 

また、その先生からは“直接的ではない指導”を学んだ。

 

言葉1つにこだわるようになった。

 

AさせたいならBと言え (教育新書)

AさせたいならBと言え (教育新書)

 

 

また、この頃から教育雑誌も購読するようになった。

 

今でも継続している。

 

多い時では月に5〜6冊届く。

 

読むのが楽しかった。

 

それと体育の「表現運動」とも出会った。

 

小教研で研究授業を行った。

 

「心を開放する」楽しさを知った。

 

非常に充実した1年となった。

 

4年目

4年担任から、一気に6年担任へ。

 

初の高学年担任。

 

いろいろと不安や分からないことだらけだった。

 

この年、学級通信に力を入れようと思った。

 

そのスタイルは、K先生の学級通信を真似た。

 

が、長くは続かず…

 

2学期以降はほとんど発行しなかった。

 

この年、K先生から学んだことをとにかく実践した。

 

“黄金の3日間”も初めて意識した。

 

 

この本以外にも、“黄金の3日間”については、多くを読んだ。

 

また、高学年担任とし1つの心構えとして、この本も読んだ。

 

いじめの構造を破壊せよ (教育新書 121)

いじめの構造を破壊せよ (教育新書 121)

 

 

精一杯ではあったが、なんとか無事に卒業させることができた。

 

また、この年、自分の中で1つの算数の指導法が確立した。

 

昨年から取り組んでいたものが、形となってきたのだ。

 

成功する向山型算数の授業 (21世紀型授業づくり)

成功する向山型算数の授業 (21世紀型授業づくり)

 

 

「子どもたちをできるようにさせる」ということをとにかく意識した。

 

5年目

5年生担任。

 

この年は、これまでに学んできたことを全部出そうと思った。

 

クラス運営で初めて壁にぶつかった年でもあった。

 

体育の「体つくり運動」についてとことん学んだ。

 

6年目

持ち上がりの6年生担任。

 

この年、再び学級通信に力を入れた。

 

通算100号近くまで発行することができた。

 

“日記”と“学級通信”を関連した実践。

 

これらの本が参考になった。

 

 

子ども・保護者・教師の心をつなぐ“交換日記&学級通信”―魔法の書き方と書かせ方

子ども・保護者・教師の心をつなぐ“交換日記&学級通信”―魔法の書き方と書かせ方

 

 

また、初めて組体操指導や応援団指導を行った。

 

宿泊行事のキャンプファイヤー指導も経験できた。

 

この年の冬に、自分の中で大きな転機となる本と出会った。

 

鍛え・育てる―教師よ!「哲学」を持て

鍛え・育てる―教師よ!「哲学」を持て

 

 

「哲学」というものを知った。

 

自分の教育の軸となるもの。

 

これまでTOSSなどで指導技術を学んできたが、それは一貫していなかった。

 

技術の寄せ集めに過ぎなかった。

 

自分の教育の本質が見えていなかった。

 

そういうことを考えさせられた。

 

7年目

初異動。

 

そして3年生担任。

 

今に至る。

 

まだ1年は終わっていないが…

 

久しぶりに学びまくっている年だ。

 

K先生と学年を組んだ以来の学びである。

 

本も、とにかくたくさん読んだ。

 

今までで一番読んでいると思う。

 

4月になるちょっと前に、この本を読んだ。

 

完全燃焼!奇跡の子どもたち 4月編―ドキュメント「全力で育つ」杉渕学級全記録

完全燃焼!奇跡の子どもたち 4月編―ドキュメント「全力で育つ」杉渕学級全記録

 

 

実践記録がすごい。

 

「かっこいい」と思った。

 

形だけでも真似をしてみたい。

 

4月から書き始めた。

 

今でも、書いている。

 

この1月から、記録を残すようにした。

 

他にもたくさんたくさんヒットした本がある。

 

が、それらについて振り返ろうとしたら、もっともっと膨大な量になってしまうので、また改めて…。

 

今年度は本当に、学びの多い年となっている。

 

新たな環境で学びを始めたこともそうだし…

 

ブログを始めたこともそうだし…。

 

 

 

 

 

と、ここまでの教師としての自分史を振り返ってみた。

 

サクッと書こうと思ったら…

 

結構書いたな。笑

 

今日は日曜日。

 

家族とのんびり過ごしましょう。