国語の授業で「辞書引き競争」なるものをします。
一番の目的は「辞書に慣れるため」です。
国語の時間は、基本的に毎日あるので、辞書引き競争も毎日行います。
方法は、いたって簡単です。
こちらから、単語(熟語)を提示します。
例えば「競争」という単語。
私の「はじめ!」の合図で一斉に辞書で「競争」という単語を探します。
見つけた子から、「はい!」と言って起立します。
起立した順に、私が「1番!2番!3番!」と番号を言っていきます。
制限時間も設けていて、(子どもたちの実態によりますが)だいたい1分間です。
早く調べ終えた子は、自分の辞書の「競争」のところをマーカーで線を引いたり、付箋を貼ったりします。
また、「制限時間内に隣近所の子が全員見つけられたら、合格!」などと言って、見つけ終わった子は、周りで見つからない子にヒントを出したり、一緒に探したりします。
そうやって協力しているうちに、だんだんと自力で素早く辞書が引けるようになるものです。
1分経ったら(または全員が起立したら)一斉に辞書に載っている意味を唱えます。
子どもによって、持っている辞書が違うので、若干ですが、唱えている言葉も違います。
唱え終わったら着席して、次の単語を提示します。
これを3〜4回繰り返すのです。
時間にして5分もかかりません。
この活動の前には、新出漢字の学習をすることが多いので、そこで習った漢字の単語を提示します。
毎回、この活動は盛り上がります。
順位も決まるので、かなり燃えます。
はじめは時間内に引けなくても、毎日少しずつやるから、いつの間にかできるようになっていきます。
大切なのは、継続すること。
おすすめです。