どの仕事にも「一流」というものがある。
仕事だけでなく、スポーツの世界においてもそう。
ラグビーで言えば、トップリーグで活躍している選手は「一流」であろう。
そのプレーには、ラグビーを知らない人でさえ惹きつけるものがあると思う。
清掃人(という言葉が適切か分からないが…)にも、一流がある。
まずは、カストーディアル。
カストーディアルキャスト | 東京ディズニーリゾート キャスティングセンター
ディズニーランドで見かけたことがあるであろう。
掃除をするエンターテイナーであると思っている。
次に、テッセイ。
『7分間の奇跡』JR東日本テクノハートTESSEI(テッセイ)~奇跡の職場~ |イマコレ
新幹線の掃除を、あっという間に行ってしまう…
その技術には圧倒されてしまう。
何事においても、「一流」というものは存在する。
我々、教師にも「一流」があると思っている。
そして、その「一流」を実際に見ることで、自分の認識がガラリと変わる。
「これが最高…」と思っていたレベルより、遥か上のレベルを知ることになる。
「一流」を知り、実際に自分の目で見ることは、大切だ。
先日の給食の時間。
4時間目が専科の授業だったために、子どもたちは少し遅れて教室へ戻ってきた。
私は空き時間だったので、子どもたちが戻って来るまでに、できる限りの給食準備を一人で行っていた。
私が取り掛かったのは、スープの配膳。
とにかく配膳台にスープの入ったお椀を並べていった。
子どもたちが戻ってきたら、そのまますぐに配膳できるようにと…
そして、子どもたちが戻ってきたときに最初に発した言葉…
「すげーーーー!」
どうやら、私の配膳スピートと、その圧倒的なお椀の量(30個近く並べていた)を見て驚いたようだ。
その日から、子どもたちの配膳に対する意識がガラリと変わった。
給食準備にかける時間も短縮していった。
決して、私は配膳の「一流」ではないが、少なくとも子どもたちよりはテキパキと行える。
「一流」を見ること。
百聞は一見にしかず、と言うが、やはり“本物”を見ることは大切だ。