「【読書】子どもが伸びる102の授業術」その5
こちらの本を読み、学びをアウトプット。
『昨日と明日の指導で今日の見学の成果が決まる』
社会科見学などで学習をする場合、あらかじめ「視点」を定めておくことは大切である。
例えば、3年生の学習で「スーパーマーケット」の見学がある。
「スーパーマーケットには、どんな工夫があるかな?」
これでは、弱い。
そもそも「工夫」とは、どんなものか?
漠然とものを見るのでなく、視点を定め、観察の重点を決めて、しっかりと見据える以外に方法はない。社会科や理科などで見学の際に、事前指導が必要不可欠なものとなるのは、このためなのである。
「工夫」という言葉だけでは、やはりまだまだ漠然としている。
「商品を売るための工夫」「お客さんに来てもらうための工夫」
こうなると、少しは視点が定まってくる。
事前指導の大切さ。
これが身にしみて分かる。
例えば、理科で「自然の観察」の学習。
「秋には、どんな自然があるだろう?」
このような発問をして校庭へ行くと、どうなるか?
これはこれで、個人的には楽しいのだが…笑
視点を定めるのであれば…
「秋にはどんな色のものがありますか?」
赤、オレンジ、黄色…おそらくそのような意見が出るであろう。
「本当に、それだけですか?」
この発問だけで、もっと探そうとしてくる。
大切なのは、事前指導。
少し話はそれるが、昨日、この本を読み終えた。
ここで強調されているのは、事前指導よりも、むしろ事後の指導。
こちらの大切さを述べている。
事前指導と評価。
これが一体になることで、教育は成り立つんだなと改めて思った。