私が受けたのは、今から何年前になるんだろう…。
10年以上経っているのか…。
時の流れは…速い。
私は、2回センター試験を受けた。
1回目は高校3年生のとき、いわゆる現役。
2回目は、浪人したために。
現役の時は、前日の夜から高熱を出した…。
試験当日も38度ほどあった。
とりあえず、薬を飲んで、試験を受ける。
日本史のときは、途中からうつぶせになって寝ていた気がする。
試験2日目は、なんとか体調を戻したけれども、結果、総得点が7割に満たず。
まぁ…風邪を引いていなくても、同じような結果だったと思う。笑
そしてリベンジ。
浪人の時は、現役の時とは会場が変わった。
周りも知らない人ばかり。
現役の時は、周りは同じ高校の人がたくさんいたけど…
そんななか、2回目のセンター試験が始まる。
もちろん体調は万全。
勉強も万全。
いい感じで1日目の午前中を終える。
昼食時、ふと気づく。
斜め前に座っている女性は…
中学の同級生の鈴木(仮名)ではないか!!
久しぶりだなぁ…
卒業以来4年ぶりではないだろうか…
向こうは気づいていないようだ…
ちょっと驚かせてやろう。
ということで、背後に忍び寄り「おい、鈴木!久しぶり!!」と声をかけた。
…無反応。
「おいおい、鈴木!!」と肩を叩く。
鈴木がこちらを見る。
「え…どなたですか?」というような目をしている。
そんなに風貌は変わっていないはずだが…
「俺だよ、俺。⚪︎⚪︎(私の名前)だよ、中学の同じクラスだった!」
「…いや、ちょっと…」
なんだ、その反応!
こっちは、1年間浪人した仲間であろう者が、同じ会場で試験を受けていることに嬉しさを感じているのに…
そんなに無愛想だったか?
…ん?
…もしや。
「あの…鈴木(仮名)だよね?」
「いえ、違います」
あ、人違い。
すっごく似てたんだよ。
あまりにも似ていて、絶対に鈴木だと思って、しかも同じ会場にいて、きっとお互い浪人生活を頑張ったであろう仲間だと思って…
そりゃ、声かけるでしょう。
けど、
人違い。
確実に…動揺を与えてしまった。
午後の試験、そして2日目の試験に影響が出ていないといいのだが…。
私の方は、すぐに気持ちを切り替えて、午後の試験に臨んだ。
結果はいい感じであり、無事、志望校にも合格した。
鈴木さんに似ていた人、無事に合格できていたのだろうか…。
そんなセンター試験の思い出。
さぁ、今日も出勤。
今週最後の授業をしてきます。