6年生を担任していたとき。
社会では、歴史を勉強する。
歴史が好きな子どもたちは多い。
特に、歴史上の人物。
結構、「戦国武将」が人気だったりする。
けれども、授業では「人物」だけを学ぶわけではない。
時代の流れ、それぞれの時代の特徴や背景、その中での重要人物。
正直なところ、サクサク進めないと、学習内容が終わらない。
(私の経験上では…)
そこで、私は社会の毎時間、最初の10分ほどを「歴史人物タイム」として主に2つの活動をしていた。
毎時間10分と言えども、積もり積もれば、膨大な時間が確保出来るのだ。
その1つ目は、人物調べをしてノートにまとめていくということ。
こちらで42人の重要人物をピックアップして、1人ずつ調べていく。
方法は次の通り。
①42人の中から1人選ぶ。
②1人の人物につきノート1ページにまとめる。(丁寧にびっしりと)
③必ず調べてノートに書くことは次の5点。
(1)人物名
(2)その人物が活躍した時代名
(3)その人物にまつわるエピソード
(4)その人物の似顔絵(これは資料集の付録のシールでも可とした)
(5)調べてみての感想
④1人調べ終わったら、次の人物を調べる。
これを4月から始めていた。
できれば、「人物調べ」専用のノートがあるといい。
子どもたちは黙々と取り組む。
2学期後半になると、42人全て調べ終わる子が出てきたので、
「42人以外の好きな人物を調べていいよ」と伝えた。
時々、書いたノートを友達同士で交流したり、学級通信で紹介したりした。
最低限の調べる内容は同じでも、子どもたちによってレイアウトが違う。
交流することで「その書き方いいな」と参考にして、レベルアップをする子もいた。
(この実践は、コチラを参考に取り組んだ)
そして2つ目は、歴史人物クイズをするということ。
教室には、大型のテレビ(プロジェクター)があったので、そちらを使った。
そして、このクイズの内容は、子どもたちに作成させた。
方法は次の通り。
①紙を配布して、1人の人物につき3つのエピソードを書かせる。
(このとき、超マニアックなエピソードを1つ入れられるといい。)
②紙を回収し、そのエピソードをもとに教師がクイズを作っておく。
(パワーポイントが作りやすい)
③大型テレビに映して、歴史人物クイズをする。
実際は、こんなスライドになる。
1つずつヒント(エピソード)を提示していく。
ここまでで分かっている子は多数いる。写真を見せる。
最後に名前を見せて、答え合わせ。
とてもシンプルだし、作成時間も1人の人物につき、慣れれば2〜3分で終わる。
私はiPadで作成して、それを直接大型テレビにつなげていた。
子どもたちも、クイズ感覚で参加して勉強になるし、なにより自分たちが考えたエピソードが出てくるのが楽しみのようだ。
この方法であれば、歴史人物だけでなく、地図記号なんかもできそうだな。
今度やってみよう。