【才能】天は二物を与えず
あなたは、「花さか天使テンテンくん」を知っているだろうか?
今から20年ほど前に週刊少年ジャンプに掲載されていた、いわゆるギャグ漫画である。
私は、当時小学生〜中学生であった。
ジャンプは購読していなかったが、コミックスでテンテンくんを読んでいた。
上記の画像からもお分かりのように、おばかキャラの漫画である。
作品の概要はこんな感じ。
人にはそれぞれに「才能」の種がある。
しかし、その「才能」に自分で気付いて開花させる人もいれば、一生気付かずに才能を眠らせたままの人もいる。
そこで、このテンテンくんが「天翼じょうろ」というもので、一定期間だけ才能を開花させて、本人にきっかけを与えるというお話。
…だったと思う。
私の記憶なので、多少、話の内容にズレがあるかもしれない。
けど、大筋は合っているはずだ。
もう一度言うが、画像から想像すると一見くだらないギャク漫画なのだが、実は結構いい話なのである。
私は、好きであった。
この漫画を読みながら、毎回思うことがあった。
「自分の才能は何なのだろう?」
自分にも、必ず何かしらの「才能」があるはず。
しかし、それが何かは分からない。
分からないから、人生楽しいのだろうが…。
なんとも夢のある話ではないか。
20年経った今、私は教師をしている。
二児の父親をしている。
あの頃の自分には、こういう未来は想像していなかった。
20年も経ったのだ、想像できるはずもない。
しかし、未だに「自分の才能」には気付いていない。
気付いていない、というか、全く分からない。
けど、必ず何かしらの「才能」が眠っているはずだと信じている。
これは、テンテンくんの影響が強いと思うのだ。
ギャグ漫画も、あなどれないなぁ…。
「天は二物を与えず」という言葉がある。
この言葉、私はこう解釈する。
「天は二物を与えず、しかし、一物は与えるのだ」と。
自分には、どんな「才能」が与えられているのか。
これから、その「才能」を開花させられるように、日々頑張っていきたい。