【オススメ】18分集中法
いきなりだが、「うさぎと亀」の話をご存知だろうか?
あるゴールまで競争することになったうさぎと亀。うさぎは余裕でスタートし、どんどん亀との差をつけていきます。しかし、途中で油断をしてしまい、ついお昼寝をしてしまう。その間、少しずつゆっくりとでも前に進んでいた亀に最後はゴールで負けてしまう。
ここに登場する「うさぎ」と「亀」
これを人間の状態(コンディション)に当てはめて考えると次のようになる。
①絶好調→うさぎ
✅心身ともに調子がよい。
✅仕事や勉強がバリバリ進む。
②微妙→亀
✅気分が下降気味で仕事や勉強があまり捗らない。
✅ゆっくりしか作業が進まない。
①も②のどちらも、これまでに経験のあることだと思う。
ただ、問題なのは、次の③だ。
③絶不調→昼寝をしているうさぎ
✅何もしない。
✅元々の能力が高くても、その力は「ゼロ」となる。
こういう経験、自分にはある。
むしろ、結構頻繁に起こりうる。
「あぁ、本当は仕事しなきゃいけないんだけど…」と思いながら、そこから逃避している自分。
逃避しているくせに、頭の中からは、その仕事のことが離れない。
「やらなきゃなぁ」という気持ちばかりが空回りしている状態。
時間だけが過ぎていき、進捗状況は「ゼロ」なのに、仕事をしている以上に心身とも疲れてしまう。
超自己嫌悪に陥る。
これが、「昼寝をしているうさぎ」状態なのだ。
これを解決するにはどうしたらいいか。
「まぁ、とりあえず、始めてみたら?」というのが、その答えである。
いやいやいや…そんな簡単な話じゃないでしょう。笑
それが出来ないから、困っているんじゃないか。
…うむ、気持ちは分かる。
でも、とりあえず18分だけやってみよう!ということを提案しているのが、この本だ。
青ちゃんオススメの『18分集中法』である。
今日は、この『18分集中法』について、簡単に紹介していく。
①なぜ18分?
「18分」という微妙な時間設定が、実にいい。
多すぎす少なすぎず、なんとも適度な時間なのである。
「初頭努力」と「終末効果」という言葉を聞いたことはあるだろうか?
一般に、何かの作業を行うときの集中力というものは、初めと終わりが特に強くなる。このことを、「初頭努力」と「終末効果」と呼ぶ。
18分という時間は、この効果が大きく発揮される絶妙な時間なのだ。
これが15分となると、初頭努力が効いている10分近くを終えて、「そろそろ終わる」という終末効果に入ったばかりの時にタイマーが鳴ってしまう。
だから、18分。
つまり、15分+3分という考え。
自分自身も、ここ最近は、この「18分」で色々と作業をしているけど…
うん、実にいい。
これは理屈も大事なんだけど、まずはやってみて“体感”するのが一番だと思う。
②わざわざ18分で区切る必要があるのか?
自分も最初は、そう思ったけど…
やってみて分かった。
これ、「18分」という制限があるから、集中力が高まるのだ。
読書をしている時、一瞬気が違うところ(例えばスマホ)に飛びそうになる時がある。
そんな時、今までだったら、迷いもなくスマホに手を伸ばしていた。笑
でも、この「18分」で読書を始めたら、
「とりあえず、18分が終わったら…」と自身を律することができる。
今では、「18分が終わったらスマホを見る」という自分のルールがある。
数分スマホチェックをしたら、再び18分。
これが、本当にいい。
③でも18分じゃ短すぎないか?
もともと集中力がある人、つまり30分や1時間は余裕で何かに没頭できる人もいると思う。
そういう人にとっては、この18分って短く感じるかもしれない。
でもね…
それでも、やっぱりこの「18分」が効いてくると思うのだ。
短いと感じるのならば、「18分×3セット」で考えるといい。
18分経ったら、数秒休憩を挟む。
肩を回したり、目を閉じたり…
そしてすぐにまた「18分」を再開する。
3セット終えたら、少し長めの休憩を入れるといいかもしれない。
それでおよそ1時間となる。
これ、本当にオススメ!
④色んな18分!
これは、いわば18分ごとに自身の時間割を組む感じ。
となると、色んな18分があってもいい。
例えば「娯楽の18分」だ。
最近、YouTubeにハマってしまっている自分…。
一度見始めると、なかなか止められない。
そこで「18分」と決める。
18分経ったら、終わり!
これ、結構すんなり止められる。
不思議なくらい、すんなりと。
他には「頑張れ18分」という考え方もある。
人は、どうしても「嫌な仕事」「取り組みたくない仕事」というものがある。
そこに「18分」だけ着手する。
18分だけでいいのだ。
どんなに作業が途中で終わってもいい。
18分だけ頑張る。
案外、途中からサクサク進むこともある。
是非ともやってみてほしい。
あとは「助走の18分」だ。
「18分」はあくまで、スタートダッシュのきっかけに過ぎない。
そこから集中力が高まって、グングン仕事が進むこともある。
そういう時は、そのまま流れに身をまかせてもいい。
とりあえず、最初の18分だけタイマーをセットするのだ。
こんな感じで18分を使いこなす。
あと、個人的にはApple Watchとの相性の良さを感じている。
18分をセットする。
すると、バイブレーションで知らせてくれる。
タイマー音が鳴らないのは、個人的には嬉しい。
その音で、集中がプツンと切れることもありそうなので。
実は、このブログも18分のタイマーをセットして書き始めた。
結果、30分以上時間がかかっちゃったけど、スタートダッシュにはもってこいだな。
18分集中法、オススメです!!