【言葉】私を変えてくれた
教師というのは、とてもやりがいのある職業だと思う。
私なんかまだまだ若輩者だが、これから更なる高みを目指して成長していきたいと思っている。
しかし、教師というのは、時に辛いことがあるのも事実。
(これは、どの職業もそうだと思うが)
数年前、クラスがあまりうまくいかない時期があった。
気持ちが落ち込む出来事が続いた。
今思えば、そのとき目の前で起きていた事実に、きちんと直面できていなかったのかもしれない。
辛いのは私よりも子どもだったはずなのに。
その年度末、当時の校長先生から1つのメッセージをいただいた。
そのメッセージが、私に「頑張ろう」という思いを再び与えてくれた。
子どもたちの指導、ご苦労様。
子どもに好かれることを求めず、信頼を得ることを心がけるべし。
定説を曲げず、是々非々で。
先生なら乗り越えられます。
ファイト!!
あぁ、きっと自分は子どもに「好かれよう好かれよう」と頑張っていたんだ。
さらに言えば、「嫌われたくない」と思っていたんだ。
この「信頼を得ることを心がけるべし」という言葉が、グッと胸に突き刺さった。
そして、次の「是々非々で」という言葉。
「好かれよう、嫌われたくない」という思いで、悪いことは悪い、ときちんと指導できていただろうか。
どこかで子どもたちに迎合しようとしていたのではないか。
校長先生の言葉は、腐った私の考えを変えてくれた。
翌年、気持ちを一新して臨むことができた。
今でも、この言葉は私の中で1つの軸として残っている。
先ほど、昔の写真を見返していて、ちょうどそのときのメッセージを見つけたので(写真としても保存していた)ふと、思い出すきっかけとなった。
やはり「教師」の言葉っていうのは、影響力があるんだな。