【学級通信】発行するメリット
私は、クラスで学級通信(学級だより)を発行しています。
1学期を振り返ってみると、90号(枚)以上発行していました。
「ちょっと、多いのでは!?」
そう思われる方もいるかもしれません。
実際に、1学期の登校日を先ほどザッと数えてみましたが、75日程でした。
つまり、1日1号(枚)発行していても、足りないほどの量なのです。
「でも、別に学級通信は出さなくたっていいんでしょう?」
その通り。
決して強制ではないし、学級通信を発行しなくても、すばらしい学級経営をされている先生方は私の周りにもたくさんいます。
ただ、学級通信を発行することのメリットも大きいと感じていますし、私のなかでは、学級通信が学級経営の1つの軸になっていることは確かです。
「けど、多ければいいってもんじゃないだろう?」
もちろん「大量に発行する」ということを目的にしてしまうと、何のための学級通信かがわからなくなってきます。
これはあくまで手段であり、学級通信を出すことでクラスをよりよくしようと考えています。
「じゃあ、一体どんなよさがあるの?」
私は学級通信を発行することで、3つのよさがあると思っています。
1つ目は、保護者の方に少しでもクラスの様子が伝わるということ。
私は通信上に、授業の様子や子どもたちの授業の感想、作品などを載せていることが多いです。
実は、保護者の方が学校での様子を知る機会というのは非常に少ないのです。
これを1つのきっかけに、子どもと「最近の出来事」について話す時間がとれたらいいなと思っています。
2つ目は、子どもの自己肯定感が上がるということ。
先にも述べましたが、私は子どもの作品(文章等)を載せることが多いです。
まず、自分の名前が掲載されるだけで嬉しいものです。(私もそうです)
そして通信を配布するときには、その文章を私が読み上げます。
そのときに、何が良くて掲載されたのか一言で評価をしていきます。
学級通信を通して、子どもたちを褒めることができるのです。
3つ目は、教師が大切にしている価値を伝えられるということ。
例えば、4月のはじめには、「こんなクラスにしていきたい」ということを載せます。
それを読み上げるので、子どもたちにも伝わるし、保護者の方も目を通してくれます。
また、「協力することの大切さを教えたい」というときには、「協力」に関する出来事や子どもたちの作文をピックアップして、それらをもとに通信を書きます。
「でもさ、それって通信がなくても、先生が話せば済むことでは?」
たしかに子どもたちにはそれでも伝えられますが、保護者の方にもきちんと伝えたいと思っていますので、通信であるメリットは大きいと思います。
これらの3つが、学級通信のよさだと考えています。
そして、ここからはさらに私個人のことですが、大量に発行することで、それが習慣化して、継続できるというメリットがあります。
必ず、1週間に1枚は発行するようにしていました。
時には、毎日発行している週もありました。
私の性格上、少しでも発行することを止めたら、そのままになってしまいがちです。
まぁ、習慣化したから大量に発行できたのか、大量に発行したから習慣化したのか、ちょっとこのあたりははっきりしていませんが。
ただ、学級通信を継続的に発行することにも、やはりコツがあると思っています。
そのあたりについては、また後日話したいと思います。
今日は都知事選。
いろいろと選挙について知りたいこともあるので、そろそろ行ってきます。