【読書】「脳を最適化すれば能力は2倍になる」
先日、八王子の本屋に寄って、こちらの本を購入。
樺沢紫苑さんの本は、これまでにもいくつか読んできた。
個人的には、大変読みやすくて好きだ。
こちらの本は、簡単に言えば「7つの脳内物質」をうまく活用して、仕事や勉強に活かしていこうというもの。
自分の仕事術にも大いに活用できるけど、
この考え方は、学校での指導にも役立ちそうだと思う。
例えば…
「適度な課題」がやる気をかき立てる
難しいけれど、頑張ればなんとか出来そう…
そういった「適度な課題」が設定されたとき、ドーパミンという脳内物質が分泌される。
それによって、やる気が引き出される。
よく、子どもたちにも「これはちょっと難しいからなぁ…君たちには無理だと思うからやめておこう」なんて言うと、一気に食いついてくる。
それは決して簡単に解けるようなものではないけれど、きちっと考えればできるようなもの…
そういったものに対しては、やる気がぐーんと上がる。
その理由が分かった。
他には、こんなことも…
タイムプレッシャーをかける
いつもは120分かけてする仕事を「今日は100分で終わらせる」と目標設定する。
そうすると緊迫感が出て、一気にはかどる。
こういう経験は私にもある。
タイムプレッシャーをかけることで、適度な緊張感が生まれ、ドーパミンが分泌されるのだ。
これは、最近クラスで行っている“計算”問題そのものだ。
計算の詳細はここでは省略するが、時間を測って行っている。
週に2回ほど取り組む。
すると、回を重ねるごとに目に見えて記録が伸びてくる。
そして、子供達は「次は2分以内!」といった目標を設定する。
自分自身でタイムプレッシャーをかけているのだ。
ちなみに余談ではあるが、最初は1分台で終わる子はクラスに1人しかいなかったが、
今では20人の子が1分台で終えてくる。
確実に力がついている。
このように、この本で学んだことが、クラスの実践にも活きてくる。
「あぁ、そういう意味だったのか」と今までの現象に改めて意味づけがされる感じ。
久しぶりに純粋な教育本以外で読み応えのある本に出会った。
もう少しじっくり読んでいこう。
今回紹介した本はコチラ。
脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2016/12/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
他にも、樺沢紫苑さんの著書ではこんな本を読んだ。
毎日90分でメール・ネット・SNSをすべて終わらせる99のシンプルな方法
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
父親はどこへ消えたか -映画で語る現代心理分析- (シエスタ)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: 学芸みらい社
- 発売日: 2012/12/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 18回
- この商品を含むブログを見る