【次を見る】「そろばん」
昨日書いた記事で、「そろばん」についてちょこっと触れました。
taka-ichi-sensei.hatenablog.com
そこで、思ったことがあるので、今日はそれについて書きます。
スピードが命
前回の記事でも書きましたが、そろばんの検定や大会では、それこそスピードが問われます。
制限時間内(大体10分くらいかな?)に何問できるか。
そういった記憶があります。
時には、絶対に10分では終わり切らない問題量があるのです。
だから、10分間ずっと計算し続けている。
そうなると、1問でも多く問題を解くことの大切さが分かります。
(もちろん、正確さも大切です)
常に頭はフル回転
計算を終えたら、当たり前ですが、答えを書きます。
その書いている間なんて、ほんの数秒なのですが、ここがあなどれない。
答えを書いている間に、次の問題に視線を向けるのです。
そして、答えが書き終わる頃には(問題にもよりますが)次の計算が途中まで終わっていて、そこから計算し始める。
この繰り返しです。
時には、答えを書いている間に、次の計算すら終わっていて、書き終えた瞬間に次の答えを書き始める…そんなこともあります。
常にフル回転。
けど、この経験が、今の自分にとって大きかったなぁと思います。
とにかく、1秒も無駄にはできないのです。
次に備える
学校でも計算をすることはあります。
前回の記事にも書きましたが、「スピード」を意識させることもあります。
しかし子どもたちに、先に述べたような「答えを書いている間に次の問題に視線を…」というレベルまでを求めることはしていません。(今のところ…)
ただ、こういう意識はもつべきだなと思います。
例えば、音読。
(国語に限らず)教科書の本文を読む時、行の最後まで読み終えてから次の行の頭に視線を移しているようでは、遅いです。
スラスラと読むためには、行の後半途中くらいで残りの文字を一気に捉えて、次の行に視線を移しておく。
これって、大人なんかではもしかすると自然にやっていることかもしれませんが、子どもはきっちりと最後の文字まで読んで、次の行を読み始める…という感じです。
あと、ページをめくるとき。
そのページの最後の文字まで読み終えてからページをめくっていては、「ページをめくっている間」の数秒にロスが生まれます。
そこで、最後の文字まで読むのではなく、適当なところで残りの文字を一気に捉えて、ページをめくり、つなげて読む。
そういったことを教えます。
もちろん、これを「強制」することはしません。
「これは誰にでも当たり前にできることだ」なんていう思いでやってしまうと、必ず苦しんでしまう子が出てきます。
「こういう読み方があるんだ」ということを伝えています。
また、今はまさに運動会シーズン。
新しく覚えなければならないことが多いです。(表現なんかでは特に)
今年の表現では、民舞を踊ります。
踊りながら、「この次はこういう風に動く」と、次の動きを考えておくことが大切です。
先のことを何も考えずに踊っていると、変化に対応できません。
動きをなめらかにしていくには、次に備えておくことも必要なのですね。
以上、「そろばん」から考えたことでした。
それにしても、「そろばん」は本当にやっていて良かった。
心底思います。
我が子に習い事をさせるのなら、「そろばん」は外せませんねぇ。
結構、本気で…。笑
当時(小6くらい)は、8桁くらいの足し算・引き算(10〜15口)が暗算でできていました。
これ、冷静に考えると、すごいですよね。笑
今はだいぶだいぶ衰えてきているので、さすがにそこまではできませんが、4〜5桁くらいの暗算ならできます。
日常生活では十分です。
「そろばん」、最強っ!!