【大きな声で】具体的にイメージさせる
「大きな声を出しましょう。」
このような言葉は、学校のあらゆる場面で使われます。
挨拶をするとき。
教科書を音読するとき。
応援合戦の練習をするとき。
返事をするとき。
歌を歌うとき。
学芸会でセリフを言うとき。
などなど、他にもたくさんありそうですね。
もちろん、その場にあった声の大きさというものがあります。
そのときに意識したいこと。
それは、
声の大きさを具体的にイメージできること。
「大きな声」ではイメージがつきにくいです。
その場に合わせて、いろんな言葉かけをしていきます。
「隣の子に聞こえる声で。」
これだけで、声が出てくるものです。
「先生にはっきりと聞こえる声で。」
教師に向かって、全員の声が集中します。
「黒板にぶつけて、声が跳ね返ってくるように。」
「黒板に穴が開くくらい。」
これを言うと、だいぶ大きな声になります。
「隣のクラスの先生が『何?どうした?』とびっくりして見にくるくらいの声で。」
これは、盛り上がります。
隣の教室どころか、そのフロアに響き渡ります。笑
「声が響きすぎて、窓ガラスが割れるくらい。もしもそれで本当に割れてしまったら、私が責任を取るから遠慮は無用です。」
信じられないくらいの声が出ます。
ただ、それで窓ガラスが割れたことは今のところ一度もないので、ご安心を。
「一万円札を見つけたときくらいの声で。」
これはちょっとしたユーモアです。
たまにやると、楽しい雰囲気になります。
他にも色んなバリエーションが考えられそうですね。
そして、これは「大きな声」に限ったことではありません。
例えば、「小さい声」で話す場面というのもあります。
給食のとき。
班ごとに話し合うとき。
清掃中に、何かを指示するとき。
などなど。
こういうときにも声の大きさをイメージさせます。
「隣の子だけに聞こえる声で。」
「班の中だけに聞こえる声で。もしも先生に聞こえてしまったら、作戦失敗です。」
「アリさんに話しかける声で。」
また、時には、教師がモデルになることもあります。
「先生と同じ大きさの声で。」
これだと、教師の声の加減で調整ができますね。
ただ、この場合、多くの子が声だけでなく、言い方まで真似し始めます。笑
普段から言葉遣いも気をつけないと…。
ちなみに、話は脱線しますが、昨日、2歳の息子が「〜言ったじゃん!」と言いました。
じゃん!?
そんな語尾は教えていないぞ。笑
子どもは親の言葉遣いを、よーく聞いているものなんですね。